【未上場】株式会社白石バイオマス環境に良いバイオマス樹脂！

植物資源を原料に、環境にやさしいバイオプラスチックなどを研究開発する会社だそうです。植物由来の原料を使用するということで、いわゆるバイオテクノロジーとは異なるかもしれませんが、このblogで是非とも取り上げたい会社です。

当然、白石さんが社長かと思いきや、京都大学名誉教授で、株式会社白石バイオマスの取締役　研究開発責任者だそうです。社長と会長は、こちらの会社の方々が兼務されているようです。

本社は京都府の京丹後市で、結構大きい会社のようですね。自動車部品やオートバイ部品を製造しているようです。白石バイオマスの経営陣のほぼ全員がこの株式会社　日進製作所の方々のようです。白石名誉教授は開発研究に専念できるように、との配慮がされているのでしょうか。

バイオマス混練樹脂を用いたクリアファイルやゴミ袋、プランターの樹脂成型品の製品がホームページ上で紹介され、「京都エコスタイル認定製品」だとのこと。含まれるバイオマス率は20%から51%と幅があるようです。製品価格は、通常の製品に比べれば若干高めのようですが、問題なく普段使いの範囲内、むしろ、近所のスーパーで見つけたら、買ってしまいたくなるレベルです。社員さんも少ないようですので、なかなか営業まで手は回っていないでしょうか。自分のイベントとかで大量にさばけるなら、普及に貢献したいくらい。

樹脂の質感に特徴があったり、抗菌作用があったりと、様々な特徴があるようです。二酸化炭素削減量についても情報が記載されておりました。燃やした際の有害ガスも減らせるということで、いいこと尽くめに思えますが、現実的な問題はやはりコストでしょうね。。。

プラスチックの成型品は、どれだけ1ロットの製造数を大きくするかで価格が決定してしまいます。現実的な商売として成立するほどのコストダウンはまだまだ難しいでしょうが、質感に特徴を出せるというのは、大変面白いですね。たとえば100円ショップなんかで手に入る成型品も、白石バイオマスの樹脂を使って成型したら、ぐっと高級感がでるかも！？

大変応援したい会社のひとつですが、樹脂ペレットとかは、コストダウンが半端じゃないので、なかなかしんどい商売だとは思います。それでも、地球温暖化やごみ問題等々考慮すれば、普及していって欲しい技術だと思います。

皆さんも、植物由来原料バイオマス混練樹脂の製品を街中で見つけたら、環境に良い製品として、購入してみてはいかがでしょうか！？

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