【ラクオリア創薬】2023年12月期(第16期)決算説明会動画配信のお知らせ を視聴した

ラクオリア創薬の決算説明会動画を視聴したので、感想を。

数年にわたり黒字だったけど、今年は赤字に転落しちゃったのかな。黒字にしていただけでも立派だと思うのですけどね。時価総額には満足してないし、若干気の毒と思うところがあるラクオリア創薬。

ここのところは半導体相場とバブル相場で、バイオセクター自体が置いてけぼりとがまんしなきゃいけない状況なんですかね、知らんけど。

本来は、ファイメクス社の45億円買収を華々しく発表したかったのでしょうが、そういう雰囲気ではないですね。細かいところはおいておいて、よくお金を銀行から借り入れることができたなぁ、という感想です。きちんとロイヤルティを受け取っているという会社ということが評価されたのか、あるいは、自己資本比率が高めで、まだまだ増資の余地があるから大丈夫、ということを評価されたのか。今回もみずほ証券を筆頭にしたシンジケート・ローンのようです。

そもそもベンチャーがベンチャーを買収するということ自体が珍しい話ですから、他の案件と比較するとすると、そーせいがヘプタレス社を買収したときを思い出しますね、やはり。あのときは、買収金額もすごかったけど。今回は、日本国内でお金が回るのはいいことかもしれないと思いました。

視聴した感想は、ここから先、ファイメクス社の進捗で業績が乱高下する可能性が極めて高くなったのかなぁという印象です。共同研究契約なんて、切れるときは一瞬で切れることになりますからね。過去にそういうことはたくさんありましたよね。もちろん、新しい契約が発生すれば、業績も上振れするんでしょうけれども。

ところで、昔の日記みたいな記録を整理整頓していたのですが、5年ほど前、バイオセクター自体、平均して時価総額が今よりももっと高かったみたいです。投資家全般がバイオセクターに興味を失っているのか、日本のバイオセクターが実績を残せずに低迷しているのか、どちらかはわかりませんけれど。

私の近辺でもバイオベンチャーを創業する人も増え、また私自身ベンチャー業界に飛び込むので、これからもベンチャー企業が果たす役割というのは、大きいのだと信じておりますが。

期待して見守ることといたしましょう。

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