まず初めに、今回のブログについて。
全てのDecision Makingに不満を述べるものでも、特定の思想に文句を言うものでも、何らかの科学的意見を述べるものでもございません。
言いたいことはそれなりにありますが、インターネット上に書くと色々問題になることもございますんで、出来るだけ正確に自分の意見を書いていきたいですね。
タイトルに書いたとおり、未知の予期しない毒性所見が出たHTL0018318と、原子力発電所(原発)、似ているような気がしてきました。HTL0018318は、まだ役に立つと確定したわけではないですが。
いずれもリスクがあるものの、非常に社会的に望まれているということには皆さん異論がないとは思います。電力に関しては、今回の北海道地震でわかったとおり。原発停止に伴う燃料費用でどれだけの経済損失が出たのか、報道などは出ないですけど。また、アルツハイマー病の身内を抱えた人の話は中々にクルものがありますんね。。
世の中何でもそうですけど、判断基準は、全てリスク・ベネフィットレシオでなされているんだと思います(一部感情や既得権益など複雑になっている可能性)。だけど、一度事故が起きてしまえば、被害者の立場上、そんな理屈は吹き飛んでしまいますもんね。
私はしばしば実施する業務ですけど、リスク分析って作業をやったことをある方はいらっしゃいますかね。ハザード(起きる被害)とリスク(起きる確率)を計算し、発生した際の対処法、発生させないための手段を検討するものです。こういう努力の上に、製品開発がされるわけですが、事故が起きれば、そんな理屈もすっ飛ぶ訳ですね。まぁ、つらい話を聞いたことも多々ありますよ正直。。。
ツイッターでは、種々色んな意見が交わされておりますが、一つ紹介されていない話がございますんで、ここでご紹介させていただきたく。昔、別なブログで触れた記憶もありますけど。と言うわけで、少しですがリンクを準備しました。特にバイオックス問題に関しては、事件として知っておいても損はないかと思います。ハザードの発生頻度の解釈など。。。
こういうときは歴史に学ぶ必要がありますが、過去の事例を考えても、今回のアラガンの対応は適切であったと私は思います。
ただ長くなってしまったような話にはなってしまいましたが、改めてバイオックス事件を考えるなど、皆様の参考になれば幸いです。
コメント