【閑話休題】木から酒をつくる時代が来るかもしれないらしい

世界初「木の酒」年内にも市販へ ベンチャーが千葉市に蒸留所
樹木から造り出した世界初の酒が、年内にも市販される。ベンチャー企業、エシカル・スピリッツ(東京)が千葉市緑区に蒸留所を建設中で、それぞれの樹木が持つ独特の風味…

2022年5月の産経新聞のニュースが引っかかって来ましたが、今日の朝のNHKのニュースでも取り上げられていました。

木を砕いてセルロースを取り出し、発酵させて2回蒸留してお酒をつくるそうです。ベンチャー企業、エシカル・スピリッツが行なっている事業とのこと。

現在は、杉、桜、ミズナラ、クロモジの4つの樹木からそれぞれ異なる風味を持つお酒が出来上がったとのこと。今後、量産に取り掛かって行くとのことです。様々な木の風味を引き出した、色々な種類の蒸留酒を開発していくとのことで、新しい味の開発が期待されますね。

私は酒が飲めないので、消費に貢献することはできないのですが、お酒の消費は世界共通です。日本酒やウイスキーもバンバン輸出しているみたいですしね。

日本国内の林業の衰退を止めるためにも一役買いたいという話がありました。間伐材でも十分お酒に変える事が出来るでしょうし、原材料から国内自給できるということで、現代において、理想的な新産業という印象を受けます。

木材には、それぞれ特徴的な香りがありますし、その風味が面白い味になるなら、それはそれで特徴的な味になるのでしょうね。びっくりしたのは、杉がお酒になってたこと。杉はよく知られた花粉症の原因。都心部近辺の杉を切り倒して行くなんていう話を聞いたこともありますし、そんなものまで活用してもらえれば一石二鳥ですね。

発酵はバイオの基本。間伐材などのバイオマスというか、廃棄残渣を活用していくことが今後のSDGsというか、二酸化炭素問題の解決策につながっていくのではないかと考えております。

創薬バイオばっかり見てても、最近あんまり明るい話題がないので、当初やりたかった創薬以外のバイオについても、こうやってちょっとずつでも記事を作れていけたらいいなぁと考えております。

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