【読書感想文】第1回異世界分子生物学会

人生で、こんなにも同人誌が欲しいと思ったことはないですね。半年待って入手達成。2冊買って、1冊は普及用として回覧に出しましたから。むしろ感想のブログを書くのに時間がかかってしまいました。

自分もブログを書いたり、動画をニコニコ動画に上げたりしたことがあるので、よーく分かるのですが、クリエイターさんにとって一番嬉しい事はリアクションを貰える事だと思われます。

学会発表とかでもそうなんだけど、質疑応答の時間に質問がないとすげー寂しい感じになるわけですよ。「みんな俺の発表に興味ないの…(´・ω・`)」みたいな。という訳で、今回はブログにしっかり記録を残していきます。

なんて言うか、自分が学生のときは、抄録を書くのとかってすげー苦手だったんですよね。テンション高めに書けば、文字数は稼げるけど、後から読み直すと「なに言ってんだこいつ」みたいな感じになるわけで。今回は異世界分子生物学と言うことで、所属、研究対象生物の背景、実験手法はまぁ現世のものでも、結果と考察までオリジナル(妄想?)。いかに正しく伝えるか、と言うことで、著者の方々の能力の高さに驚くばかりです。

内容については、いやー良かったですよ。この同人誌でしか読めない内容!って感じで。大会長トクロンティヌス先生のお言葉に始まり、シンポジウム、オーラル、ランチョンセミナーと。今回は松浪ガラスさんの広告が入ってましたもんね。

内容を暴露する訳ではないですけど、風谷大学の今鹿助教とか、すげーセンスあるなーって思って読んでました。現役の大学の先生とかが書いてればそれも当然か。。。と。

この面白さは、一般の人にどの程度伝わるんでしょうかね、そこに興味があります。恐ろしく真面目な文章で、実はちょっとウィットに富んでるこの面白さ、「バカなことを思いっきり本気で真面目にやるから格好良い!」につながるところがあるなーって思いました。自分が一番憧れるヤツです。

第2回の開催も決定しているようで。余談ですけど、次に入って欲しい広告は、サーモフィッシャーとかナカライテスクとか関東化学とかエッペンドルフとか、当たり前ですけど書き切れない。エッペンドルフとかファスマックのツイッター見てると、中の人がノリノリだから協賛してくれるかもって思いました。

冊数がたまったら、是非とも分子生物学会で配本したらいいのに、って思います。同人誌ってのは、販売じゃなくて頒布だから、商業的になりすぎるのはよくないって話も聞くけど、読み物として成功して欲しいって気持があります。ブース出展にどのくらいのお金がかかるかは分かりませんけど、もはや同人誌の枠を超えてる気がしました。

冒頭の大会長トクロンティヌス先生の挨拶が良かったです。みんなでいろいろ盛り上げたい!みたいな。今後のご活躍を願うばかりです。利益は寄付するとのことでしたけど、編集のヤマケン先生のご尽力には、多少の金銭的対価を受け取って欲しいと思うところがありますね。

さて、次の第2回も購入を宣言しておきます。本当は、自分も寄稿してみたいなって思うけど、厳しいかな。とにもかくにも、関係者の方々の研究の進捗、ご健勝をお祈りし、今回のブログをしめたいと思います。ありがとうございました。

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