AD治療薬へ“再配置”、4月に臨床試験へ 胃薬セルベックスで慶応大・水島教授( 2015/02/09 04:30 )写真あり
日刊薬業の本文を読んで、このblogを書こうと思っています。ネット上にはこの1行しか在りませんでしたね。有料情報なので、内容は詳しくは述べません。慶応大学の水島教授は、LTTバイオファーマの会長を兼任している方ですね。いろんな業界紙でチラチラ情報だけは目にしてたんですが、いよいよ!という感じです。
水島教授に関してはこちらのリンクをどうぞ。
【バイオベンチャーを探る1】LTTバイオファーマ
水島徹 慶応大学薬学部教授
驚き!アルツハイマー治療薬開発に「胃薬」が注目されている!
ドラッグデリバリーシステム DDS LTTバイオファーマ
なんでも、セルベックス(先発品はエーザイ)が熱ショック蛋白質(HSP)を増やす作用メカニズムを解明。HSPを増やすことでアルツハイマー病の進行を抑制することを突き止めたとのことです。熱ショックタンパク質に関しても、大学院の時によく調べた気がします。でも、他人にモノ語る資格はないんで、今回は触れません(笑)。アルツハイマー病の開発薬の中でも新規の機序になるんじゃないでしょうか。モノクローナル抗体とかの開発はたくさんされている気がするんですが。治療薬の作用機序で、効果があることがわかると、ものすっごい後追いの薬の開発が始まりますよね、糖尿病のDPP-4阻害薬なんて、あっという間に6つも7つも開発されましたもんね。
こちらの資料でも確認できました。今回の治験は、どこの会社の権利になるんでしょうね。やっぱり、エーザイ社でしょうね。LTTバイオファーマの資料中にも情報が確認できたのですが。
LTTバイオファーマ 資料 2013
LTTバイオファーマ 資料 2014
臨床で使われて安全性が確認されている薬(既承認薬)の新しい薬理効果を発見し、その薬を別の疾患治療薬として開発(適応拡大)する創薬戦略、ドラッグリポジショニング(DR)が注目されています。ドラッグリポジショニングとリプロファイリングは、あんまり区別しなくていいのかな・・・ちょっとよくわかっていませんので、今回はドラッグリポジショニングで統一しようと思います。
水島教授はこのドラッグリポショニングの第一人者とのこと、活躍が期待されますね。最近はタケダ薬品なんかもドラッグリポジショニングの研究部署が出来たとか。これからますます研究は激しくなっていくのでしょう。また、認知症が増加している現在、新しい薬剤の開発は急務だと思われます。認知症がらみでの介護疲れとか、悲しいニュース、たくさん聞きますものね。臨床治験がうまくいくことを願っております。
そして、ドラッグリポジショニングで大きな成果を上げたのは、僕の大好きな「そーせい」です。最近、「そーせい」という検索でたくさんの方がいらっしゃるので、話をつなげてみました。NVA237は元々別のお薬だったとか。今ではCOPDの薬として大活躍していますね。うれしいことです。ただし、そーせい自体、これからドラッグリポジショニングは、開発の熾烈なレッドオーシャンになると考えている模様。ネタ元は、業界紙だったと思います。そのような考え方がヘプタレス社の買収につながっていったのでしょうか。
ドラッグリポジショニングは、そーせいの得意分野ですよね。「アクティバスファーマ」の技術ともリンクする部分だと思います。既存の薬剤を用いて、より付加価値をつけて開発していくという明確なものだと理解しています。また、ヘプタレス社も、GPCRに対して選択的に結合する化合物を開発し、より薬理活性が高い化合物を開発する、という明確な目標があります。薬理活性が高い=GPCRと選択的な結合が強い、と理解していいと思うのですが。ラクオリア創薬の研究の方も、とにかく薬理活性の高い化合物を開発することで、服用量を減らし、副作用の少ない薬剤を開発していくとおっしゃっていたような記憶があります。薬剤の開発は、何万分の1の確率だ!すっごく難しい!!なんていわれます。だけど、最近の研究は、科学的根拠があった上で開発が行われるため、成功率はもうちょっと高いんじゃないのかなーと素人考えしてしまいます。
ちゃんと説明出来てんのかな、私。専門家じゃないものですから、責任はとれませんよ(笑)blogなんてチラシの裏ですよ(笑)
何にせよ、早く薬剤の開発が進んで、悲しい思いをする人が少しでも減ったらうれしいですね。さらに、株式投資で稼げたらハッピーですね!
最近、2chのそーせいスレが下品すぎて、悲しいんですよ、私。稼ぎたいんだったら、原油の先物か、為替を以下略
少し愚痴ってみました(笑)。それではまた次の更新でお会いいたしましょう。
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