【閑話及第】仕事を始めるより、終わらせる事の方が難しい

上手な仕事の終わらせ方って言うのは凄く難しいなーと思います。終わらせ方次第で、トータルの利益や損害の大小をコントロール出来るということ、これは相場に触れた事がある人ならば、良くご存じかと存じます。分からない人がいるのが厄介ですが…。

投資をしただけ儲かると考えてしまうことをサンクコスト効果、あるいはコンコルド効果などと言う言葉で説明される様です。判断が歪む心理効果です。仕事には、周囲との関係性やメンツなど、様々なものが絡み合うため、事業性の判断に関して、誤った判断を生み出す事になるのでしょう。

ここまでの内容は自分の体験に基づくものであります。最近は仕事があまりにもバカバカしくて、さすがに困っています。損失は膨らむばかりで、人的資源、さらには時間を無駄にするばかりで。。。

さてここで、日本の上場バイオベンチャーに視点を移してみましょう。最近、いくつかの上場バイオベンチャーが自社で実施したp3試験が失敗に終わった事は記憶に新しいです。どうもP2の結果が微妙であるにも関わらず、無理にP3を実施する必要があったのではないか?と推測します。

また、先の大戦で、日本軍は、勝ち目のない局地戦に拘り、貴重な戦力を損耗した事が知られています。

どうも、日本の企業はこの辺りの判断が不味すぎる。外国のCEOの判断は非常にドライであるように思われますが、結果的には非常に正しい事が多い。今日の東芝関連ニュースを見て、そういう事を考えた次第です。

優秀な日本人経営者が出てきて欲しいというのが希望ですが、現実はそうではないところが残念です。なんとも暗いブログに。。。

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