【そーせい】マージンなんていくらあっても足りない

ご無沙汰です。色々立て込んでおりました。そして今も立て込んでおりますね。。。

ちょっと昔話から。リーマンショックの頃の話。社会人成り立てだった僕は、社内のゴタゴタに巻き込まれ、あり得ない異動に巻き込まれました。それを察知していたため、転職活動を実施、三社、最終面接までこぎ着けました。

エージェントには、「最終までたどり着けば、通る確率は80から90パーセント」と言われました。

結果は…全て落ちました。高校で習った確率で計算するならば、全ての会社に落ちる確率10パーセントの3乗で、1000分の1ですよ。落ちる確率20パーセントで計算しても1000分の8です。今思えば、必然だったような気もしますが。

この後、DFKさんの脳内に脳腫瘍が発見され、手術に至ると。これも確率で言えば、1万分の1から、10万分の1というレベルです。この頃から、確率というものを信用しなくなりました。

ベストを尽くして、どれだけマージンを取っても、ダメなものはダメなんでしょうね。悪魔に魅入られた様に真っ逆さまに落ちていく。まるでマンガのようです。だからこそ、ベストを尽くし続けるんですけど。

こんなあいまいな話をしたいんじゃなくて、何が起こるかわからないからベストを尽くす、マージンを可能な限りとる、それでだめなら諦めがつく。こういう行動様式を取るようになりました。現実はそれでも失敗しますけどね。

果たして、そーせい取締役会は、リスク管理が出来ていたんですかね。皆さん思うところがたくさんおありでしょう。最高のサイエンスをつぎ込んだのは事実でしょうが、経営的なリスクはどうだったんでしょうかね。

さて、皆様色んなご意見あるでしょうが、少しだけ書いておこうかな。

M1受容体作動薬によって、高容量のDoseで腫瘍が発生したのなら、M1受容体は、標的として不適という考えになりますね。これだと、これまでのアセチルコリン受容体に働きかけるクスリ全てで今回と同じようなリスクがあるんじゃないかなと思うところが。

もしHTL0018318固有の問題ならバックアップ化合物であるHTL0009936の出番なんでしょうが。

HTL0018318の効果が強すぎて発生するリスクであるなら、Doseを下げるだけ、ですむのかも知れませんが、毒性所見は消えませんね。

全ては、リスクベネフィット・レシオの計算。どんなクスリにもリスクは発生します。世の中どれだけの人が理解しているのかわかりませんけれど。

この先、アラガンの判断がどうなるかわかりませんけれど、ちゃんとデータを積み重ねて、正しい判断へ繋げて欲しいものですね。

株価については…

時価総額=保有キャッシュ+ロイヤリティ+保有株式の価値+パイプラインの価値

っていう等式が成立するんでしょうから、皆様ご検討ください。

流石にHTL0018318の失敗は堪えますよ。経営陣にも疑問ですわ。

それでも1番腹立ってるのは、

「そーせい信者なら毒性あるクスリでも喜んで飲むんじゃね?」

というこれ以上ないまでの品性下劣なツイートでした。

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