【未上場バイオベンチャー】美しい魚の標本! 株式会社 エーアンドゼット

未上場バイオベンチャー

バイオベンチャーっていうととにかく創薬のイメージが強いわけですが、今日は全く違う感じのベンチャー企業についてブログを更新してみたいと思います。京都大学の技術による事業ですね。新しい技術が製品化に結びつくのは、調べていて楽しいお話です。

 

株式会社 エーアンドゼット

 

京都大大学院農学研究科の豊原治彦准教授らのグループとベンチャー企業「エーアンドゼット」(京都市伏見区)が始めた事業だそうです。特殊な薬品を使って魚類の筋肉などを透明にして、骨や軟骨を赤や青で染色したうえで、樹脂で固める技術で、アートやインテリアとして商品化しているそうです。

 

標本にされる魚については、漁で捕獲されたけれど商品価値のないものや、外来魚として駆除されたブラックバスなどが用いられるそうです。本来、廃棄されて しまうものを商品価値として再利用するというのは素晴らしいことだと思います。売り上げの一部は琵琶湖のブラックバス駆除事業に寄付されるとのことでし た。

 

生物透明標本の樹脂封入技術の確立による新たな商品と市場の開発

【産経新聞】 京都大、駆除した外来魚で透明標本グッズを商品化

 

まずは株式会社 エーアンドゼットのホームページをご覧になっていただきたいと思います。色々な魚種の写真がご覧いただけます。これがまた、美しいんですよ・・・。

 

樹脂に埋め込んだサカナの標本を文房具やインテリアなどの商品として開発する一方で、生物学の教材用の標本としても販売されているようです。やっぱり教科書よりも、本物の標本の方が心を惹かれますね。あらゆる角度から骨格について観察することが出来ますものね。しかも2色カラーで!学問だけでなく、日常生活でも、観察するということは本当に重要ですから。医学部や獣医学部でも「解剖・観察・スケッチ」にかなりの授業時間を割かれているそうですよ。

 

そんな堅い話は抜きにしても、この標本は美しいです。繰り返しになりますが、是非一度ホームページをご覧下さい。水族館などで販売されているそうなので、どこかで見つけたら是非購入もご検討下さい!

株式会社 エーアンドゼット

 

たぶん、これらの製品は、同じ技術を用いて創られていると思うんですが・・・

 

 

 

 

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